多肉植物を科学的に長持ちさせる寄せ植え方法の考察④
前回に引き続き、多肉植物を科学的に長持ちする寄せ植え方法を考えます。
寄せ植えにするのは
セダム:虹の玉、玉つづり、ゴールデンカーペット
の計4品種
今日は多肉植物の寄せ植えにするためにどんな土を使えば、寄せ植えが長持ちするかを考えたい。
2008年に日本大学で行われた研究によると・・・
ALCという軽量発泡コンクリート、黒木土、砂を用いて根長を測定した。
メキシコマンネングサ
など計5品種の成長を観察した実験を行った。
結果、6~9月であれば、発根できることが明らかになった。
次に、
1992年に鹿児島大学が行った実験によると・・
ツルマンネングサ
(ウィキペディアではマンネングサ属という分類になっていますが、2名法による分類ではセダム属です。)
など計3品種を用い、バーミキュライトとピートモスを培地として、屋内で栽培する実験を行った。
結果、6か月間、生育可能であることが明らかとなった。
二つの論文の結果をまとめると、
水はけ良い土(ALCという軽量発泡コンクリート、黒木土、砂)
でも
でも生育は可能である。
といえると思います。
つまり
セダムの寄せ植えの土は普通の培養土で問題ない
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↑こんなにいい土じゃなくても、ホームセンターやスーパーなどの入口に平積みされてる安い土で大丈夫だと思います。
ただ、泥などの水はけが非常に悪い土の場合どうなるか知見がないようなの、暇なときに調べてみます。
明日はポーチュラカリアの最適な寄せ植えの土について考えたいと思います。
本日の参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsrt/34/1/34_1_299/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsrt1989/18/2/18_2_104/_pdf