植物を科学する

植物に関する科学的な知見の解説および論文紹介

多肉植物の寄せ植えを科学的に長持ちさせるには?

多肉植物の寄せ植えを育てていると

 

買った、もしくは作った当初とは違う形になってしまうことがよくあると思います。

 

ひょろひょろに徒長したり、形が崩れてしまったりすることがありますよね・・・

 

それを防ぐ土の代わりになるものを見つけたので、ご紹介します。

 

以前のブログで「塩」を与えると生長が遅くなり、徒長を防げると説明しました。

botanist123.hatenablog.com

 

 

今回、ご紹介するのは「コーヒーの粕」です。

レギュラーコーヒーを淹れたあとのカスですね。

 

「コーヒーの粕が肥料になる」なんて情報が蔓延していますが、

 

半分嘘で半分ほんとです。

 

コーヒー粕は植物の成長を阻害することが分かっており、肥料として利用するには3か月程度かかるということが分かっています。さらに、植物によっては阻害する期間が長いものや、短いものがあるようです。

 

なので、寄せ植えを作るときにコーヒー粕を混ぜて、多肉植物の生長を邪魔して、寄せ植えの本来の姿を長く楽しめると思います。

※種類によっては長かったり、短かったりすると思います。

 

参考文献

・コーヒー粕の作物生育阻害因子に関する研究