植物を科学する

植物に関する科学的な知見の解説および論文紹介

「虹の玉(ニジノタマ)」を科学する

品種ごとにまとめていきたいな、と思って

今回は「虹の玉」についてです。

 

「は」ではなく。今回「も」、「虹の玉」です。

https://www.instagram.com/p/BdOsgIlhcnu/

#虹の玉 #紅葉 #多肉植物

 

「虹の玉」はわりとどこでも入手可能(100均でも買えます)であり、日本の四季でも十分耐える強さがあります。

 

 

 

 日当たり・置き場所

セダムは高温多湿が苦手なので、梅雨時は気を付けましょう。根が腐る恐れがあります。

https://lovegreen.net/library/succulent-plants/succulents/p93427/2/#library-info

予め、水はけの良い土を使用するといいと思います。土に関しては過去記事参照。

 

botanist123.hatenablog.com

 

 

栽培環境

雑でも何とかなります。 

土の量は数センチ程度で十分であり、水はけの良い資材ならわりと何でもOK

・土の量

・土の種類

 

環境ストレス耐性

どんなにズボラな人で水やりをしなくても2年間は生存可能補償w(過去記事参照)

・水ストレス 

botanist123.hatenablog.com

研究論文はありませんでしたが、去年、我が家で-4℃には耐えてました。 

 

色 

夏場になると、鮮やかな緑色になります。

https://www.instagram.com/p/B0-IhxAFL_n/

 

もし、夏場でも真っ赤できる方法が分かれば付加価値高められると思います。

もっと言えばずっと赤さを維持できればもっと付加価値が高いと思います。

また、冬にハウス内で育てると、「徒長する、紅葉しない」などが起こり、見た目が良くありません。

そこで、ある実験では

 

CCCジベレリン生合成阻害剤(矮化:生長を抑制させること))を処理すると

・節間の長さが短くなり、節間の数が減る

・エチレン合成量とペルオキシダーゼ活性の変化がみられた

・培地のphが生長に有意に影響した

 

などがおこり、紅葉はしないものの、徒長を防ぐことができるようです。 

 

Inguna Gudrupa, Dace Kruzmane, Gederts Ievinsh. 2002.  Effect of CCC and pH on shoot elongation in Sedum rubrotinctum R.T. Clausen. Plant Science Volume 163, Issue 3, Pages 647-651

・冬場のホルモン処理で赤くならない 

 

植え替え

最後に虹の玉の植え替えを動画でご紹介します。

 

www.youtube.com