植物を科学する

植物に関する科学的な知見の解説および論文紹介

多肉植物の土は深さ2cmで十分。

 

と、言っても、セダムの話。

 

2005年にミシガン州立大学が行った研究によると

 

セダム属の品種、7品種を気温21℃±1の温室で深さ2cmの土を用いて、週一回の水やりで育てても、成長が見込めることが明らかになりました。

 

さらに、深さ2cmで、二日に1回の水やりの場合はより成長が見込めることも明らかになりました。

 

本実験で使われた7品種は

 

・オウシュウマンネングサ ( sedum acre. L.)

・シロバナマンネングサ ( sedum album. L.)

sedum kamtschaticum ellacombianum Fisch

・プルケルム ( sedum pulchellum Michx )

・サカサマンネングサ ( sedum reflexum. L. )

セダム・スプリウム ( sedum spurium bieb 'Coccineum' )

セダム・スプリウム ( sedum spurium bieb 'Summer Glory' )

 

和名がないものは学名のまま。品種名が和名としてないものは読み方だけ挙げておきました。

 

この研究はそもそも、屋上緑化について研究された論文です。

セダムによる屋上緑化は日本でも研究されていますが、日本の気候には耐えれないのが現状のようです。

 

 この時期セダムは非常に管理しやすいので、梅雨から夏の終わりぐらいまでは浅めの土で、日当たりのいいとこに置けば、土は適当でも、育ってくれます。

 

本日の引用

file:///C:/Users/%E4%B8%80%E5%85%AB/Downloads/[23279834%20-%20HortScience]%20Watering%20Regime%20and%20Green%20Roof%20Substrate%20Design%20Affect%20Sedum%20Plant%20Growth%20(1).pdf