植物を科学する

植物に関する科学的な知見の解説および論文紹介

多肉植物の科学的に正しい育て方②~徒長を防ぐ~

まず、「多肉植物 育て方」で検索してみました。

 

一番最初に出てきたサイトを閲覧しているとこのような表記を見つけました。

 

「光が不足すると、茎がひょろひょろと伸び、徒長の原因に。」

 

とありました。

 

ちなみに徒長を具体的に説明すると、葉っぱ生えている個所から次の葉っぱまでの距離が長くなってしまうということです。

 

 

たしかに間違いではありませんが、防ぐ方法はいくらか存在します。

 

私も部屋に置いている多肉も冬場にはどうしても徒長しがちです。

 

要は、育たなくすればすればいいわけです。

 

試したことはないんですが

を使えば徒長は防げると思います。

料理とかに使う「塩」、しょっぱいやつです。

 

 

伯方の塩 1kg

伯方の塩 1kg

 

 

 

私が修士を取るときに使わせていただいた、トマトを例にとります。

 

水に溶かした塩(NaCl) をトマトに与えると、成長が抑制されます。

 

これはトマトだけでなく、様々な植物で実験された結果、成長を抑制することが分かっています。

 

一般的に、植物は何かしらが溶けている濃度が高い液体を体内に取り込むことが難しいです。

 

トマトなどの場合は塩により液体の濃度を意図的に高くして実験が行われています。

 

つまり、塩を使うことで、植物が水を吸いずらい状況を意図的に作り出せば、徒長を防ぐことができる、という仮説です。

 

 

ということで、

冬場に試してみます。

 

本日の参考

file:///C:/Users/%E4%B8%80%E5%85%AB/Downloads/[23279788%20-%20Journal%20of%20the%20American%20Society%20for%20Horticultural%20Science]%20Tomato%20Fruit%20Yields%20and%20Quality%20under%20Water%20Deficit%20and%20Salinity.pdf