多肉植物を科学的に長持ちさせる寄せ植え方法の考察⑤
前回に引き続き、多肉植物を科学的に長持ちする寄せ植え方法を考えます。
寄せ植えにするのは
セダム:虹の玉、玉つづり、ゴールデンカーペット
の計4品種
今日も多肉植物の寄せ植えにするためにどんな土を使えば、寄せ植えが長持ちするかを考えたい。
今日は雅楽の舞(ポーチュラカリア)の寄せ植えに最適な土を考えます。
過去記事でお伝えしたようにポーチュラカリアは砂漠化抑制を検討されるほど繫殖力が強い多肉植物です。
寄せ植えを長く楽しむためには、ある程度成長を抑制したほうが、よいと思います。
原生地では雨も少なく↓
南アフリカ:250~400mm/年
日本:1718㎜/年
https://www.mlit.go.jp/river/pamphlet_jirei/bousai/saigai/kiroku/suigai/suigai_3-1-1.html
原生地での土壌は、Fe・Alが多く、有機物が少なく、植物の養分も少ない環境
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/afs5.html
なので、寄せ植えに使う土は安物で、養分が少なく、保水性がない土がよいと考えられらます。むしろ、栄養が多く、保水性が高い土を使うともりもり育って、寄せ植えの可愛らしさもすぐに失われると思います。
したがって、セダムと同じ安物の培養土で問題はないと思われます。というか、安物の培養土でも養分が多すぎるかもしれないので、公園の砂とかでもいいかもしれませんね(笑)。
※本日紹介した内容は同属である銀杏木(Portulacaria afra)の研究データであり、実際の雅楽の舞(Portulacaria afra f.variegata)の生育とはこのとなる可能性があります。(’雅楽の舞’に関する研究例が存在していませんでした。雅楽の舞に限らず、サボテン・多肉植物は研究されていない品種などが数多く存在します。)
本日の参考文献