植物を科学する

植物に関する科学的な知見の解説および論文紹介

セダム(マンネングサ)の増殖時期

セダム関連の研究で最も研究が進んでいるのは

屋上緑化」のようです。

 

今回はセダムのマンネングサタイプの挿し木適期についてです。

 

以下、1999~2000年頃に東京農業大学が行った研究結果のまとめです。

 

マルバマンネングサ、メキシコマンネングサ、ツルマンネングサ、タイトゴメ

の4品種の繁殖しやすい時期について調査を行いました。

 

結果

・12~2月には挿し木には不適

・マルバマンネングサ、メキシコマンネングサ、ツルマンネングサでは10月の挿し木が増えやすい

・タイトゴメ4~5月の挿し木が増えやすい

・直射日光下での葉挿し繁殖は難しい

 

※今回の研究の葉挿しは葉っぱをシャーレに撒いて根が出たかを観察したものです。

 

今回も多肉植物の実用的な研究を紹介しましたが、個人的には多肉植物で付加価値を付けれるようなことができなかと考えております。

多肉植物に関して私の調べる限りでは、雑貨色が強いのが現状です。

 

本日は以上です。

 

本日の参考文献

・セダムの栄養繁殖に及ぼす気温,光条件の影響